2012年12月9日日曜日

「穢翼のユースティア」感想

2011年4/28に発売されたAUGUSTのソフト。

面白かったです。
人がバッタバッタと死んだり、重い描写(クスリ,娼婦など)があったりして、とくに前半は退廃的な感じが強くて好みでした。で、かつ熱い展開もあったりで本当に面白かったです。
そんなオーガストらしくない感じなのだけど、構成の上手さというか物語の上手さはさすがといったところ。テーマもわかりやすくて、読んでる間ずっと上手いなあと思ってました。

さらに個人的なところだと、最近はpianissimoと殻ノ少女をやってたので、選択肢適当でも主人公死んだりしないのかー!なんて思ったり。あと、最初からやり直さなければいけないとかもないので本当に楽というかサクサク読めたのもよかったですね。

フィオネさんかわいい!

崩落に怯えながら空に浮かぶ都市に住んでるとか羽化病とか結末とか、アルトネリコを思い出さずににはいられなかったのでした。

2012年7月18日水曜日

『鉱物と宝石の魅力 つくられ方から性質の違い、日本で取れる鉱物まで』感想


鉱物写真が多くて非常に楽しい。
一応発色などの原理にも触れつつ、鉱物とは何かを知ることの出来る本。
化学式を導入する程度で断り書きを入れているのに、結晶構造とか軌道とかの説明ではそういうものが無いのでなかなかアンバランスな上に、説明はそこまで分かりやすくないけど適宜読み飛ばせば。
カラー写真が豊富な上、後半(全体の半分近く)は鉱物図鑑なので、サイエンス・アイ新書の無駄に厚い紙を活かせているし、適当な新書のように読んだらポイということもないのでトータルでは良書。

2012年7月5日木曜日

「ガスト・ガーラ」行ってきてました


7/1(日)大宮ソニックシティにてガストのイベントがありまして。
アーランドシリーズは完全ににわかですのでシェルノメインで参加。物販はタペストリー予約済だったので特に興味もなく遅めの時間に会場に着いた覚え。

内容は、声優が生で演じるアレ、アーランド声優とシェルノ声優対抗の運動会?、ちょっとした対談、ちょっとしたライヴ くらいでしょうか。

中の人とか正直どうでもいいんですけど、声優メインになるのは仕方ないと思いますしまあ。
ベテラン(アーランド勢)と若手(シェルノ勢)の実力差というかイベント慣れ具合差が圧倒的でしたね……

ライヴは、山本美禰子さん(トトリOPとメルルOP、歌以外カラオケ版)とアーシャ挿入歌の新人さんが1曲。
山本美禰子さんのちょっとした振り付けが面白…かっこよかったですね。

あとは岸田メルさんの人気ぱねえとか。髪型が余計イケメンな感じになってました。

・アンケート用紙のあなたがプレイしたことのあるガストのゲームは何ですかの項目に、アルトネリコがないとか
・アーシャの曲で呼んだのが挿入歌の新人とか
・会場のスタッフ外注してないとか
・上下関係見えたりとか
して生々しいイベントでしたが全体的によかったと思います。
次回があればまたぜひ。

『透明金属が拓く驚異の世界 不可能に挑むナノテクノロジーの錬金術 (サイエンス・アイ新書)』感想


透明金属と銘打っているが、そもそも金属と半導体と不導体とは何かなどの話から始まって、透明金属(透明伝導性酸化物)の話につながっていく。また、材料の実際の用途にも所々で触れている点がいいと思った。
ちょっとした脇道としてのコラム(本文でガラスの色について触れた辺りで宝石の色について解説するなど)も充実しているのも。

説明は、この手の新書によくある通り数式などは一切出てこない。なおかつ文体が語りかけるような敬体でやさしげにしているるものの、少し難しいような気もする。バンドギャップとか軌道の話とか。(中高生基準)

材料科学、材料工学に興味あればぜひ。という感じで。

第七章はiPad3に使われるIGZOに繋がる話だよな、とか思いながら読むと楽しい。
※IGZOも細野教授の発明。
http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_2923.html?id=topics
細野秀雄教授
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E9%87%8E%E7%A7%80%E9%9B%84

2012年6月26日火曜日

MBA買いました

だいぶ間が空きました。死んでしまった読書欲と、感想というかメモ欲が若干復活しつつあるので今後はペースが短くなるやもしれませんという放置フラグを立てておきまして本題。
MBA買いました。MacBookAirのほう。11インチでCPUとメモリはいっちゃん上級の、SSD容量は256GBに。お値段は140kほどでした。用途は、スタバでドヤ顔しながらレポート書くためです。嘘。

それで実際使っての感想としては、軽いし音しないしサクサクだし軽いし端的に言って神。
……でもこの頭の悪い感想が全てですね。あと今までwindowsしか使ったことがなかったのもあって、UIとかソフトインストールするときとか何かと新鮮なのもありますか。
ディスプレイやら何やら買ってデスクトップ風に使いたかったりもしますが如何せん高いのでそこはおいおい。

2012年4月11日水曜日

近況 2012 4/11

あまりこういう特定の話題に絞ってないpostはしないつもりでしたがつい。

1.
Innocent GreyのPARANOIA買いました。
カルタグラはシェルノサージュ発売までには自分の中で終わりにしたいところ。
シェルノのゲームシステム的に一日何時間もできるわけではなさそう?なので、その辺との兼ね合いで次の作品に進んだりも。
虚ノ少女出るまでには一通りやりたいですね。

2.
読書は滞ってますが、積ん読だけは増えております。
・『理系のための作文技術』
・『理系のための法律入門』
・『武器としての決断思考』
・『終わりのクロニクル2上下,3上中下』
あたりを。
意識高い感じの本だと、今後は知財とか辺りの法律?関連を追っていこうかと思い始めました。

3.
音楽は最近自分でもびっくりするほど聴いてません。
TЁЯRAのアルバム欲しいです。

本読めてなかったり音楽聴けてないのは4月入って環境が変わったせいかと思われるので落ち着いたら再開できるかと。特に忙しくなったわけではないのですけどね。

2012年3月21日水曜日

『終わりのクロニクル1』感想















前提:
川上作品は境ホラだけ読んでます。

感想:
終わクロも例によって設定厨カプ厨歓喜なんですね……!
流体とか種族とかの設定は境ホラと、というか氏のシリーズ通して共通なんでしょうか。半竜はウッキー君とは趣が違う感じでしたけどどうなんでしょう。
……と少しwiki見てしまったら種族改良を施したとか。ははあ。

佐山新庄(運、切どちらも)の対照的な二人がいいですね。漫才も安定の面白さ。まロい。どうしても佐山が間違っているとは思えないのですけれども。
風見と出雲の夫婦もすごく気になりますね!過去の事件も非常に気になります。さり気なくだいぶ強力な装備してましたよねアレ。

あと大城のジジイがダメすぎて……けどいずれかっこいい見せ場あったりするんでしょうな……

境ホラは読んでて世界史日本史ちゃんとやりてぇと思ったのですが、これも神話おさらいしたくなりますね。こちらの方がほんの多少の予備知識と中二病的親和性からスラスラ詰め込める気がしますけど実行に移せるやら。

早く続きが読みたいところ。(金欠)

2012年3月14日水曜日

『高校化学とっておき勉強法』感想















面白かった。
が勉強法の本ではなく、『化学の発想法-原点からの化学』と同系統の本な印象。角度は違うか。
この本の視点で特に目立ったのは、電気的な説明と幾何的な説明。

高校化学の暗記を強いられるような部分の背景を説明してくれる……気がする。イオン化列とか。
電気陰性度の有用性も実感できた。

大学受験化学バイブルの『化学の新研究』にも載ってないような事柄もあって楽しめた。

また、教科書や参考書のコラムでよくある、スケートはなぜ滑るかなどの解説の不足分も指摘していたのも面白かった。身の回りの現象もなかなかどうして奥深いのだなと。


この本からでも理解できなくないとは思うが、化学IIを予め終えているほうが読みやすいと思う。

2012年3月3日土曜日

『化学の歴史』 感想
















教科書や参考書に小噺的に歴史的な事柄がちょこちょこ乗っていますよね。ああいったものを大まかな流れとして掴める内容です。

いくつか面白かった点を挙げると
1.根本にある思想、哲学、信条の重要性。
原子論とかラボアジェによる正確な測定とか。
ある程度昔は「世界はこうあるべきだ」みたいなものが、仮説を立てる上でも方針となっていたのしょうか。今でも理論物理なんかはとくにきれいな対称性を持っていてほしい、とかがあるイメージですが、いやこう"世界"ってでかいじゃないですか。

2.発見or理論自体は正しいが、背景にある想定は間違っていた。
熱素説あたりのくだりですね。
一例を挙げると酸素と窒素を分離したときに、窒素をフロギストン化空気、酸素が脱フロギストン化空気と熱素説ベースで命名したような。
それでも見えないものを説明しようとした姿勢には驚かされます。

3.簡潔でわかりやすい表記や記号体系はかなりの大発明である。
周期表とか構造式とかですね。
この辺は歴史的な成り立ちを知ることで、改めてありがたみを実感できるような気がします。
メンデレーエフの、あくまで性質を揃えることを重視して、周期表の"空き”を作ったり、原子量順にしたときと多少食い違うことを切り捨てたりした先見の明というか大胆さは本当に素晴らしいです。

化学というか科学がいかに人類の積み重ねなのかを改めて認識出来る本。面白かったです。


ところでアシモフさんって生化学者だったんですね。ロボット三原則を提唱したSF作家だとばかり思っておりました。