2012年7月18日水曜日

『鉱物と宝石の魅力 つくられ方から性質の違い、日本で取れる鉱物まで』感想


鉱物写真が多くて非常に楽しい。
一応発色などの原理にも触れつつ、鉱物とは何かを知ることの出来る本。
化学式を導入する程度で断り書きを入れているのに、結晶構造とか軌道とかの説明ではそういうものが無いのでなかなかアンバランスな上に、説明はそこまで分かりやすくないけど適宜読み飛ばせば。
カラー写真が豊富な上、後半(全体の半分近く)は鉱物図鑑なので、サイエンス・アイ新書の無駄に厚い紙を活かせているし、適当な新書のように読んだらポイということもないのでトータルでは良書。

2012年7月5日木曜日

「ガスト・ガーラ」行ってきてました


7/1(日)大宮ソニックシティにてガストのイベントがありまして。
アーランドシリーズは完全ににわかですのでシェルノメインで参加。物販はタペストリー予約済だったので特に興味もなく遅めの時間に会場に着いた覚え。

内容は、声優が生で演じるアレ、アーランド声優とシェルノ声優対抗の運動会?、ちょっとした対談、ちょっとしたライヴ くらいでしょうか。

中の人とか正直どうでもいいんですけど、声優メインになるのは仕方ないと思いますしまあ。
ベテラン(アーランド勢)と若手(シェルノ勢)の実力差というかイベント慣れ具合差が圧倒的でしたね……

ライヴは、山本美禰子さん(トトリOPとメルルOP、歌以外カラオケ版)とアーシャ挿入歌の新人さんが1曲。
山本美禰子さんのちょっとした振り付けが面白…かっこよかったですね。

あとは岸田メルさんの人気ぱねえとか。髪型が余計イケメンな感じになってました。

・アンケート用紙のあなたがプレイしたことのあるガストのゲームは何ですかの項目に、アルトネリコがないとか
・アーシャの曲で呼んだのが挿入歌の新人とか
・会場のスタッフ外注してないとか
・上下関係見えたりとか
して生々しいイベントでしたが全体的によかったと思います。
次回があればまたぜひ。

『透明金属が拓く驚異の世界 不可能に挑むナノテクノロジーの錬金術 (サイエンス・アイ新書)』感想


透明金属と銘打っているが、そもそも金属と半導体と不導体とは何かなどの話から始まって、透明金属(透明伝導性酸化物)の話につながっていく。また、材料の実際の用途にも所々で触れている点がいいと思った。
ちょっとした脇道としてのコラム(本文でガラスの色について触れた辺りで宝石の色について解説するなど)も充実しているのも。

説明は、この手の新書によくある通り数式などは一切出てこない。なおかつ文体が語りかけるような敬体でやさしげにしているるものの、少し難しいような気もする。バンドギャップとか軌道の話とか。(中高生基準)

材料科学、材料工学に興味あればぜひ。という感じで。

第七章はiPad3に使われるIGZOに繋がる話だよな、とか思いながら読むと楽しい。
※IGZOも細野教授の発明。
http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_2923.html?id=topics
細野秀雄教授
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E9%87%8E%E7%A7%80%E9%9B%84